圧縮指定でバックアップを取得する時のファイルサイズの注意点

本投稿のSQL Serverのバージョンは「2017 Developer Edition」です。SQL Server Management Studioのバージョンは「17.3」です。

SQL Server Management Studioでデータベースを選択して、右クリックし、[タスク]-[バックアップ]でバックアップを取得出来ます。

その時に、オプションの「バックアップの圧縮の設定」で圧縮する/圧縮しないを選択出来ます。

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「バックアップを圧縮する」に設定すると、最終的にバックアップファイルのファイルサイズが、かなり小さくなりますが、注意が必要です。

バックアップを取得して、最後に圧縮という流れになるため、バックアップを取得するのに必要なディスク容量は、最終的に取得されたバックアップファイルのファイルサイズよりも大きな空き容量が必要になります。

試しにやってみました。

バックアップ中です。ファイルサイズは約「360MB」です。

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最終的に取得されたバックアップファイルのサイズです。ファイルサイズは約「71MB」です。

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今回の検証だと、最終的に「1/5~1/6」ぐらいまで圧縮されました。

常に、これぐらいの圧縮率かは不明です。

少なくとも、最終的に圧縮されたファイルサイズの6倍ぐらいのディスク容量が必要そうですね。

ちなみに、「バックアップを圧縮しない」を選択した場合も、試してみました。

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バックアップ中です。ファイルサイズは、約「1.05GB」です。

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最終的にバックアップが完了しました。ファイルサイズは、同じく、約「1.05」GBです。(バイト単位だと、少しだけ増えました。)

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「バックアップを圧縮しない」の場合は、バックアップ中もバックアップ完了後も、ほとんどファイルサイズは変わりませんでした。

ただし、「バックアップを圧縮する」の場合の、バックアップ中のファイルサイズよりも、約3倍のファイルサイズとなりました。